勉強しないエンジニアの怠惰さが末路を避ける?果報は寝て待てで学ぶ IT 技術

エンジニアになるとずっと勉強し続けなきゃいけないの?プライベートの時間が全然取れないなんて辛すぎる…。

こんなお悩みを抱えている方、少なくないですよね。IT キャリアに進むにあたって、勉強を続けることへの不安や、果たしてそれが本当に必要なのかという疑問を感じることもあると思います。

この記事では、勉強しない怠惰さこそ、実はエンジニアが効率的に新しい技術を学ぶ原動力になることを解説します。怠惰な気持ちを上手く活用することで、新しい技術を追い続けるのではなく、待ち望むスタイルを獲得し、効率的で意欲的に学習する方法を具体的にお伝えします。

この記事を読むことで、学習の生産性を向上させる方法を理解し、エンジニアとしてのキャリアを安心して歩むことができるようになりますよ!

この記事を書いた人
  1. IT 歴 20 年のエンジニア
  2. 大学、研究所、自社開発企業でプログラミング、サーバ、ネットワーク、クラウド、社内情シスなどを多種の業務を経験
  3. 安定志向な性格で安心や安全が大好き
  4. 未経験者向けに 安定志向の IT キャリア入門 という情報発信中
  5. エンジニアに興味がある人に安心して IT キャリアを歩んでほしい!
目次

新人エンジニアにとっての勉強への不安とは?

IT の世界は技術の移り変わりが激しいため、IT エンジニアは常に勉強し続けなければならないという話はよく聞きますね。

しかし未経験から IT キャリアを考える人にとって、これは高いハードルに感じるのではないでしょうか。ここではまず、その抵抗感を明らかにするため、不安を次の 3 つのポイントにまとめてみましょう。

  • エンジニアはプライベートないのが当たり前?
  • エンジニアが勉強すべきことは何?
  • 意欲がなくなり勉強しないエンジニアの末路を迎えてしまうかも?

エンジニアはプライベートないのが当たり前?

エンジニアはその高い技術力を維持するために多くの学習を必要とすると言われます。中にはプライベートの時間の多くを IT 関連の勉強に充てざるを得ないという意見もあります。

しかし、プライベートも勉強のために時間を割くことがほぼ義務であり、それを怠った途端にエンジニアの価値が下がってしまうのであれば、エンジニアというキャリアってホントに魅力的なの?リスク高すぎない?と感じてしまいますよね。

エンジニアが勉強すべきことは何?

IT の世界では次々と新しい技術が登場し、さらにそれぞれに進化を遂げています。未経験からエンジニアを目指す人にとっては、勉強することは無限に思えますよね。

しかもそれぞれの技術には別々の魅力と価値があります。業界や職種の異なる 100 人の IT エンジニアを連れてきて「未経験者や IT 初心者が学ぶべきことは何?」と聞いたら、おそらく 100 通りに近い数だけ違う答えが返ってくるでしょう。

何から学べばよいか正解がない、というのも新人エンジニアにとっては厳しく感じますよね。

意欲がなくなり勉強しないエンジニアは悲惨な末路を迎えてしまうかも?

新しいキャリアに夢と希望を持っている時期は覚悟と情熱で勉強に取り組めるかもしれませんね。しかしそれを何年間も持続できるでしょうか。

勉強しないエンジニアになった途端、IT キャリアの道が閉ざされて望まない末路を歩むことを想像すると暗い気持ちになりますよね。

このような、未来の自分に高いハードルを課さなければならない ことも、 IT キャリアへの不安を高めてしまうでしょう。

りもじい

これだけ聞くと、IT キャリアに対して尻込みしてしまいますよね。りもじいも全くの未経験でこの情報だけを目にしていたら、 IT の世界には飛び込まなかったかもしれません。

しかし、意欲的に勉強を続ける方法もちゃんと存在します。これからそれを詳しくお伝えしていきます。

果報は寝て待てスタイルで効率的に学ぶ

「果報は寝て待て」とは、状況をよく把握して焦らずに結果を待つことで最終的には良い結果が得られるよ、ということを意味することわざです。果報=新技術、寝て=怠惰に、というところがこれから説明する効率的で意欲的に勉強するスタイルとピッタリだったため引用させてもらいました。

でも、このことわざだけではちょっとイメージがつきませんよね。これから順を追って説明していきます!

  • 新技術は望まれて生まれる
  • 技術を追う人から待つ人へ変わるメリット
  • 怠惰さを活かして新技術を待つ方法とは

新技術は望まれて生まれる

勉強を義務と捉えている立場だと、新技術の登場は恐怖に見えるのではないでしょうか。学ばなければならないものが、自分が学ぶより速いスピードで日々生まれ続けるとしたら恐ろしいことです。

しかし、新技術が生まれるのは、その技術が望まれ求められる背景があってこそです。ここで 1 つ、新しい技術がエンジニアに感動を与えた例を紹介します。

今や日本国内でも多くの企業や自治体が採用しているクラウドコンピューティングですが、その先駆者である AWS がサービス提供を開始したのは 2006 年でした。その 2 年後の 2008 年には Netflix が大規模に AWS の導入を開始し、その後さらに多くの企業が導入に踏み切りました。

AWS のような仕組みは当時全く新しいものでした。AWS を利用する立場のエンジニアにとって、学ぶ事は少なくなかったでしょう。しかし新しい仕組みの導入によって、膨大なデータ保管場所や高速な計算処理能力を簡単に手に入れることができるようになりました。

AWS を導入したエンジニアにとって、新技術を学ぶことは大変というよりも、エキサイティングで楽しいことだったのではないでしょうか。2006 年に AWS 最初期にリリースされたサービスを利用することになったエンジニアも当時のことを次のように振り返っています ( The earliest AWS customers who helped build the cloud より)。

ミーティングはシアトルのどこかだった。どこのビルか正確には覚えていないが、会議が終わって外に出たときの気持ちはよく覚えている。頭が爆発しそうだった。アマゾンが私の指先に信じられないようなパワーを与えてくれたことが信じられなかった。

そのサービスとは今でも世界中で多くの人に利用されている Amazon Simple Storage Service (S3) のことです。でも、このページを今あなたが見に行ったとしても、頭が爆発しそうになるほど興奮することはありませんよね。

当時のエンジニアにとって頭が爆発しそうになるほど気持ちが高揚したのは、当時のエンジニアがデータの保存や輸送の問題に直面しており、S3 というサービスがその問題を鮮やかに解決できる優れた新技術であることに感動したからです。

新しい技術とは、興味のない人にとっては煩わしく難しいものかもしれません。しかし、とある問題を抱える人にとって、その問題を解決する新技術が出てきたのであれば、それは待望していた良い報せであり、喜んで新技術を学ぼうとするでしょう。

技術を追う人から待つ人へ変わるメリット

新しい技術を追い続けなければならない、ではなく自分の仕事をより良いものにしてくれるものとして楽しみに待ち受ける、というスタイルには次の 3 つのメリットがあります。

新技術が効果的に仕事へ活かされる

技術を学ぶことで生産性が高まるため、結果として仕事の成果が高まったり、短時間で仕事を終えられるという直接的なメリットが得られます。

意欲的に勉強を継続しやすい

勉強が目に見える形で自分に有益であればモチベーションの向上や維持もしやすいですよね。IT 技術の学びには終わりがない分、逆に言えば何を学んでも良いのです。興味を持って学び続ける状態を維持し続けていれば、あなたはものすごく成長していきます。

IT の世界が魅力的でステキに感じられる

現代で IT 業界ほど進化が著しい業界は珍しいでしょう。IT 技術があなたの仕事の環境をどんどんアップデートしてくれると考えることができると、IT の世界はとても魅力的でステキなものと感じられます。

怠惰さを活かして新技術を「待つ」ための 5 ステップ

では、新しい技術を「待つ」人になるにはどうするのか。そのキーワードが 怠惰 になります。

ここからは次の流れで、怠惰さを楽しい学びに変える 5 つのステップを具体的に解説します。

  • IT エンジニアの怠惰さによる生産性向上の仕組みを理解する
  • 面倒さを感じたり飽きることをポジティブに捉える
  • 怠惰さを秘めている人とのつながりで「待つ」力を高める
  • 技術への独自のアンテナを立てる
  • 興味がおもむくインプットを続けて技術を待望する器を広げる

① IT エンジニアの怠惰さによる生産性向上の仕組みを理解する

怠惰というキーワードは Perl という有名なプログラミング言語の開発者であるラリー・ウォール氏が著書 「Programming Perl」の中で記した、プログラマーの三大美徳から引用しています。

怠惰というと、勤勉さを美徳とする日本文化とは一見して相容れないようにも見えますね。ただ、これは単に怠けてズルいのが良い、という話ではなく、プログラマーとして次のような姿勢が望ましいことを伝えているものです。

プログラマー三大美徳の 1 つ「怠惰」が意味する事

全体のエネルギー消費を減らすために多大な努力を払う性質を指します。具体的には、他の人の役に立つような労力を節約するプログラムを作ること、そしてそのプログラムの使い方について何度も質問されることを避けるためにドキュメントもしっかり作ることを意味します。

ラリー・ウォール氏はこれをプログラマーに対して述べていますが、りもじいとしてはこれは IT キャリアの他の職種にとっても価値のある姿勢だと考えています。

少し別の見方をすると、人の労力はとても価値があって貴重ということでもあります。IT システムでできることを人がやっていたらもったいないんですね。IT エンジニアはプログラムを書きシステムを構築することで、人が過剰に費やしていた労力をコンピュータに代替させ、結果的に人々の潜在能力を高い付加価値として引き出す力があります。「怠惰」はこの力について示した言葉なわけですね。

りもじい

ちなみに、怠惰以外には、短気、傲慢がラリー・ウォール氏が考えるプログラマーの三大美徳です。どれも「え?それって美徳?」とちょっと興味を惹かれますよね。怠惰以外はこの記事では割愛しますが、興味がある方は調べてみて下さいね。

② 面倒さを感じたり飽きることをポジティブに捉える

あなたが新人エンジニアとして仕事に取り組み、学び始めると初めは分からないことだらけで新鮮な分、興味も湧き楽しさも大きいことでしょう。しかし様々なことを覚え、徐々に仕事に慣れるにつれ、面倒だと感じたり、この作業はもう飽きたと感じることも出てきます。

その感覚は実はとても重要です。りもじいの経験的には、たいていそういった「つまらない事」はコンピュータが肩代わりできます。

経験が浅いうちは解決方法まではイメージが難しいかと思います。中にはコンピュータに押し付けるのは難しい、組織やビジネスモデルの構造的な理由による面倒さも交じっているかもしれません。しかし、いずれにせよそのように「面倒だなぁ」という感覚はどこかに改善の余地があるという大切なシグナルになっています。ネガティブな感情としてつい押し殺しがちになるかもしれませんが、これをポジティブな気づきと解釈しておくことで、新技術を待望する土壌が育つことになります。

りもじい

りもじいも仕事の中で、自発的に運用自動化の開発をすることが何度かありました。そのキッカケはまさに「これもう少しどうにかならないのかなぁ?」というフラストレーションでしたね。勉強意欲や開発の原動力にもなりました。

③ 怠惰さを秘めている人とのつながりで「待つ」力を高める

もう一つ大切なことは、会社などの組織やコミュニティにいるはずの「怠惰な」先輩とのつながりを持つことです。そのような先輩はあなたより長くその環境にいるため、数多くの面倒なことへ意識を向け、様々な分析を密かに行っています。そういう人と関係性を作ることで共感と仲間意識が得られるだけでなく、あなたが新しい技術を待つ力を高める助けが得られます。

ただここで難しいのは、怠惰さをあからさまに表に出している人は少ないということです。勤勉であることが是とされる職場は多いでしょうから、「これ面倒だからどうにかならないか」と声を上げると、組織に対して反発的だと誤解を受ける可能性が少なくないためです。

未経験からエンジニアを始めると、初めは自分に割り当てられた仕事に意識を向けるだけで手一杯かもしれませんが、少し落ち着いたら周りの人たちの動きも注目してみましょう。IT 技術者はチャットツールでコミュニケーションする職場も多いでしょうから、可能なら様々なチャットルームに入って先輩たちのやり取りを覗いてみましょう。

目立つ動きをしている人がいたら、その人は怠惰さを内に秘めているかもしれません。自身や周囲の労力を減らすために努力している様子が見て取れるのであれば、その可能性はかなり高まります。

この人はそうかも?と思ったらぜひ一度コンタクトを取ってみましょう。どのようなモチベーションで仕事に取り組み、何を目的に勉強や学習をしているのか聞いてみてください。共感できる所があればあなたの思う所を伝えてみましょう。先輩の言葉は、あなたが意識したことがなかった新しい気づきをもたらしてくれるでしょう。

りもじい

りもじい自身も一人で IT 技術者として成長したわけではありません。 先輩エンジニアとの会話の中で、自分では得られなかった多くの気づきを頂きました。さらに後輩から学ぶ事も少なくなかったですね。発想の自由さや新しいものへの貪欲さにもとても刺激を受けました。人とのつながりはあなたの発想をアップデートする多くの機会を与えてくれることで、 IT キャリアの成長の近道にもなります。ぜひ大切にして下さいね!

④ 技術への独自のアンテナを立てる

その次は、果報を受け取るためのアンテナを立て始めましょう。アンテナと言っても立派な仕組みや習慣を作るということではなく、日頃の生活に少しずつ IT 技術をインプットできる機会を増やそうというものです。

先程の先輩とのつながりもアンテナの一部です。ただ、特定の人にだけ依存してしまうと情報はその人のフィルターに依存してしまうことになりますし、転職や異動でその人との距離が空くと情報源が断たれてしまいます。

直接会ったり話したりする人を増やす他にも、X や Instagram などの SNS で技術系の発信をしている人や組織をフォローしたり、YouTube で IT 系のチャンネルを登録するなど、日頃生活の中で自然に触れているツールで軽くでも目にするようにしておくのをオススメします。「IT 情報収集」などで検索して様々な情報源を紹介するウェブサイトを参考にしても良いですね。

周りの人の話も聞いて、初めはざっくりといろいろフォローや登録してみると良いです。「これは合わないな〜。」というものは外してしまいましょう。あなたの生活の仕方や IT エンジニアとしてのレベルや経験に応じて、どの情報源をどのようなチャンネルから取り込むのが最適かはどんどん変わっていきます。完璧を目指すのではなく、日々少しずつチューニングしていくようなイメージが良いですね。

この取り組みを続けることで、いずれは独自の IT 情報アンテナから待ち望む情報を無理せず得られるようになっていきます。きっとあなた自身も周りの人たちにとってお役立ちな情報源となっているでしょう。

⑤ 興味がおもむくインプットを続けて技術を待望する器を広げる

ここまでの準備を整えたら、仕事に邁進しつつ、普段の生活の中でアンテナから技術情報を受信する事を続けていきましょう。

始めてすぐの頃は問題意識も漠然としており、目にする情報にさほど興味は湧かないと思いますがそれで構いません。いずれ何かしらの仕事の中で感じた「面倒だな」という感覚は問題意識として形となり、アンテナの感度と精度も高まって、新しい技術を待つ器が広がっていくでしょう。

これは雪玉が雪山を転がって大きくなるイメージに近いかもしれません。小さい頃は周りにまとわりつく雪も小さく、さほど大きくもなりません。しかし大きい雪玉は一回転するだけで多くの雪をまとい更に大きくなります。いずれはちょっとした情報からでも、その技術が生まれた背景や目的を把握し、そして自分の仕事にどう生かせるかを短時間で判断できるようになります。

そうこうしているうちに、「問題を解決してくれる新しい技術出てこないかな」、「早くアップデートこないかな」といったように、技術に対しての感情は新しいものを期待して待望するものへと自然と変わっていきます。勉強や学びはあなたが必要な時に必要な分だけ望んで行う行為になり、その行為もエキサイティングで楽しいことへと変貌しているでしょう。

りもじい

果報は寝て待てのスタイルで IT 技術を学ぶための 5 ステップを解説させて頂きました。この方法は、りもじい自身がエンジニア人生の中でやってきたことや、りもじいの周りにいた「この人デキるな」と思う人がやっていたであろうことを想像しながら言語化し、新人エンジニアの方が実践しやすいよう体系化してみたものです。

IT 未経験の皆さんが、この方法で勉強や学習に対してネガティブイメージを払拭し、IT キャリアを身近に感じてもらえたなら幸いです!

勉強への不安 Q&A

ここでは、勉強に対して IT 未経験の方がいだく疑問にいくつかお答えしていきます。

自分には勉強意欲がないんですよね…。

勉強意欲は誰にでもあるので大丈夫! マイナスイメージは払拭できます!

勉強や学ぶという行為は、本来は変化する周囲の環境に適用して生き抜くために、必要な知識やスキルを身につける行動です。あなたが日々周囲から色々な情報をキャッチしていること自体が、広い意味では勉強にあたります。実際にはみんな普段からやってるんですよね。

ただ、受験勉強などを経て、「勉強」というものが大変で辛いけど頑張るもの、というイメージが付いてしまっている人も少なくないでしょう。その結果、「自分は勉強意欲のない人間だ。」といった誤解してしまうことがあります。いくつかマイナスイメージをいだきがちな 3 パターンと、その対策を解説します。

勉強が苦手と勘違いしがちなこと 3 選
自分にどう役に立つかイメージできないことを勉強してしまう

目的が見えない勉強は辛いですよね。かつては知識の暗記も一定の価値がありましたが、今はあまり意味が無くなってしまいました。知識だけなら AI が丁寧に教えてくれますからね。

勉強する気が起きなかったり、勉強するのが辛いようなら、「これを学ぶく目的は何だろう?」、「その目的を達することで自分の人生にどんなメリットがあるんだろう?」と自分に一度質問してみましょう。目的がイメージできるようになればモチベーションも回復しますし、逆に目的がイメージできないなら別のことを勉強した方が良いですね。

理解できない内容を無理に学ぼうとしている

勉強の目的がイメージできても、理解が進まないとしんどいですよね。高度な知識を活用できるものとして吸収するには、そのための土台となる知識や経験が必要です。土台がない中で学ぶのは急な崖を無理やりに登ろうとするようなもので、頑張っているうちに勉強への苦手意識が強まる危険もあります。

「よく分からないな」と感じたらあまり頑張って学ぼうとせず、一旦撤退しましょう。もし基礎的な知識を学べる手段があるならそれに切り替えられると良いですね。そういったものもないなら、別のルートを探してみましょう。勉強そのものが目的ではないはずですし、目的を達する手段はいくつも存在しますからね。

心身が疲労している中で勉強している

目的が明確で学びたい意志も強く、内容も難しいと感じないのだけど、勉強が進まない、頭に入ってこない…。こんなこともあると思います。

勉強は頭がクリアな時に行っていますか? 一日しっかり働いてもう脳も体も休息を求めている時に勉強しても体が受け付けにくいですよね。勉強や学習は自らの行動、広く言えば生き方に変化をもたらす行為です。変化を受け入れるには心身が元気で余裕のある状態である必要があります。

しっかり勉強したい時は、起床後すぐであったり、休息とリラックスをしっかりとった後にするなど、頭がクリアで気持ちに余裕があるタイミングにするのが良いですね。

りもじい

りもじい自身も一時は「自分は学ばない人間だからもうこの先厳しいなぁ…。」と本気で考えていた時期もありました。しかし、考え方と環境を変えるだけで色々知ることが楽しいと思えるようになりました。あなたの中にも、いろんなことを知りたい意欲は溢れていますよ。

本などの活字を読むの苦手なんです…。

動画、音声、AI、勉強会など多様化する勉強方法を活用しよう!

勉強というと机に向かったり分厚い本を読み込むイメージもあるかと思いますが、それだけが学ぶ方法ではありません。

YouTube や Podcast など、動画や音声で IT 系の発信も盛んになっています。文章は自分で読み進める努力が必要ですが、動画や音声は放っておいても進んでいくので楽ですよね。「ながら視聴」もしやすいので時間を確保するという点で負担が小さいのもメリットです。

対話的に教えてほしいという場合は AI ツール (ChatGPT、Gemini、Claude など) に頼っても良いですね。未経験から入った新人エンジニアにとっては、AI は IT の基礎的な知識をしっかり備えた優秀な先生になりますし、分からないところは何度聞いても不機嫌になることなく丁寧に教えてくれます。

人とワイワイするのが好きな人は勉強会に参加するのも良いでしょう。情報、刺激、人脈を一度に入手するチャンスにもなります。IT勉強会カレンダー – connpass などで簡単に調べることも可能です。

りもじい

本も 1 つの優れた勉強手段ではありますが、学習の仕方はそれだけではありません。りもじいも普段から本を読む方ではなく、人から聞いたりブログや動画を視聴したり、AI に教えてもらうのがメインです。ただ、それらで紹介された本が良さそうなら読んでみる、ということもあります。それぞれに良し悪しがあるので、うまく使い分けていきたいですね。

生産性の高い勉強で安心できる IT キャリアを!

この記事では IT キャリアにおいて必要とされる勉強について、そのマイナスイメージを払拭し、興味を持って効果的に学ぶ方法を 5 つのステップとして紹介しました。

りもじいとしては、IT エンジニアとは生産性を高めるお仕事であって、そこが一番の価値になるのかなと考えていました。学習の重要性はりもじいとしても重々理解しつつも、エンジニア自身がプライベートもなく学び続けなければいけないというのは、人生の生産性が犠牲になっている?と違和感を感じていました。

この記事を書くにあたり、りもじい自身やこれまで一緒に働いたエンジニアの方の行動を分析し、IT 未経験の方向けに整理する事にしました。IT キャリアにおけるオススメの学びのスタイルとして、自身にとっても腑に落ちるものになったと考えています。

IT キャリアに興味はあるけど、勉強がハードそうで二の足を踏んでいる、という方の不安はとてもよく分かります。今回の提案であなたが学びをポジティブな体験と期待できるようになり、安心して IT エンジニアを目指すキッカケとなれば嬉しいです!

りもじい

勉強に関する不安は拭えたけど、まだ IT キャリアに対してモヤモヤするな…、という方はこちらの記事も参考にして下さいね。IT エンジニアを目指す際に感じる不安の原因を 7 つに分類し、それぞれの解決策をお伝えしています。

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