エンジニアに興味はあるけど、未経験からの挑戦は厳しいみたいだし、やっぱり無理なのかな…?
IT キャリアに興味はあるけれど、果たして自分がエンジニアとして活躍できるようになれるか分からない、といった不安から行動できない方もいらっしゃいますよね。
この記事では、そんな不安を解消するために、りもじいのリアルな経験に基づいて、未経験者でも着実にエンジニアとして成長していける 3 つの方法をお伝えします。安心して技術を身につけ、収入面でも安定を図りながら、徐々に自信をつけていける方法を紹介します。
この記事を読むことで、未経験でもエンジニアとして成功するための具体的な道筋がわかり、自分に自信を持って挑戦できるようになりますよ!
- IT 歴 20 年のエンジニア
- 大学、研究所、自社開発企業でプログラミング、サーバ、ネットワーク、クラウド、社内情シスなどの多種の業務を経験
- 安定志向な性格で安心や安全が大好き
- 未経験者向けに 安定志向の IT キャリア入門 という情報発信中
- エンジニアに興味がある人に安心して IT キャリアを歩んでほしい!
エンジニアへの挑戦には厳しさを避けて安心して成長できる方法がある
「未経験から IT エンジニアになるのは厳しい」という声を耳にした方は少なくないでしょう。この言葉を聞いて、IT キャリアはやめておこうか…、と考えたくなる気持ちも分かります。
しかし、厳しいだけが IT エンジニアへの道でありません。やり方次第で、安心して安全な道を進む事は可能です。
その方法をまとめると、次の 3 つになります。
これらの方法は、りもじい自身が実践したもので、IT キャリア 20 年を安心して続けてこられた理由でもあります。
この記事では、次の疑問に応える内容をまとめています。あなたが一番気になるところから読んでみてくださいね!
未経験エンジニアが厳しいと言われる 3 つの理由
ここでは、まず未経験でエンジニアを挑戦することが厳しいと言われる理由を 3 つにまとめます。解説を聞くと不安を感じてしまうかもしれませんが、この記事ではそれらを回避する方法や実体験も併せてお伝えするので安心してくださいね!
- 継続的な学びが厳しい
- 高収入が得られず厳しい
- 実力不足を解消できず厳しい
継続的な学びが厳しい
IT 業界は技術の進化が早く、新しい技術を身につけるためには多くの時間とエネルギーを費やす必要があります。日常的な業務に加え、自己学習を続けることは、精神的にも肉体的にも負担になります。未経験から入ったエンジニアはプライベートもなくひたすら勉強を続けなければならない、と言われてしまうとなかなかしんどいですよね。
また、学習範囲も多岐に渡りますし、日々様々な技術も生み出されています。あなたが学ぶよりもはるかに速いスピードで学習範囲が広がっているとするなら、恐ろしいことではないでしょうか。
高収入が得られず厳しい
「エンジニア 年収」で検索すると、次のような経済産業省の調査データを引き合いに出して、おおよそ平均年収が 600 万円以上、といった情報がパッと目に入ってきます。
しかし、この平均年収は、経験やスキルが豊富な高年収エンジニアによって引き上げられた値になっています。未経験者に提示される年収はこの平均よりもかなり低い のが実情です。
平均年収の情報を鵜呑みにして、「自分もすぐにこれだけの年収が得られるのなら!」と思い込んで未経験からエンジニアへの道へ進んでしまうと、現実とのギャップにショックを受ける ことになります。
実力不足を解消できず厳しい
未経験からのエンジニアへの挑戦が厳しいと言われる 3 つ目の理由は、エンジニアとして活躍できる実力を身につけるまでのハードルが高い ことです。
このハードルの高さは、IT エンジニアの仕事の特性に起因しています。エンジニアはプログラミングやシステム構築によって仕組みを作り、組織の生産性を高めることで貢献します。逆の見方をすると、誰にでもできる単純作業を人前からどんどん消していってしまう仕事でもあります。
誰しも初めは簡単な繰り返し作業から仕事を覚えていくことになりますが、エンジニアはそのような仕事を黙々とこなす立場からは卒業することが求められます。しかし、実際には未知の仕事を覚えてちゃんと繰り返せるようになるだけでも、それなりの努力と訓練が必要です。さらに求められる、単純作業を実施する立場から仕組み化できる立場になることに挫折してしまう人も少なくありません。
ここまでは、未経験者がエンジニアになるのが厳しいと言われる理由を 3 つにまとめて解説しました。不安になった方もいらっしゃるかと思いますがご安心下さい。この厳しさを回避する方法をこれからお伝えします!
エンジニアへの厳しい道を避けて安全に挑戦する方法
厳しいと言われるエンジニアへの道ですが、実際には次のような方法によって、安全に挑戦することが可能です。
- 厳しい学びを回避して技術の進化を楽しめる学習方法
- 過度な期待と失望を避けて安定的に収入を高める方法
- 無力感に苛まれずに貢献できる職場で徐々に実力をつける方法
ここからはこれらの方法を詳しく解説します!
厳しい学びを回避して技術の進化を楽しめる学習方法
やみくもに学ぼうとすると IT 学習は大変な苦行になってしまいます。しかし、IT 技術を学ぶことの意味を理解し、適切な形で学べば、学習は楽しく、そしてあなたの仕事や生活をどんどんアップデートしてくれる素晴らしい手段になります。
楽しく効率的に学ぶ方法について、詳しくはこちらの記事にまとめてあります。
本記事では、ダイジェストで要点をお伝えします。興味を持ったらぜひ上記の記事を参考にしてみてくださいね。
望まれて生まれてくる技術は「追う」のではなく「待つ」
技術は、人に望まれるからこそ生まれてきます。それは決してあなたに学ぶ負担を押し付けようとして作り出されたものではありません。必ずや誰かの役に立つからこそ登場したわけです。
あなた自身にニーズがない状況で技術を学ぶことは苦痛でしょう。それは誰しも同じことです。初めに必要なのは、あなた自身にとっての IT 技術で解決できるニーズを認知することです。
自力での解決が難しいニーズが IT 技術により解決される状況になれば、学習 = あなたにとっての問題解決、とつながります。これにより学習への負担感は大きく軽減し、むしろ意欲を高めてくれるでしょう。
技術を「待つ」ための 3 ステップ
IT エンジニアはプログラミングやシステムにより、全体の生産性を高めることが仕事です。人の手がかかっていた作業を分析し、コンピュータができる処理を抽出して、その仕組みを作ることで肩代わりさせるわけです。
あなたが仕事の中で感じる面倒と感じることのいくつかは、それが退屈な繰り返し作業であったり、人間の創造性を必要としない雑務であったりします。そのような「面倒」だったり、「飽きた」という感覚は、それが生産性を高めるチャンスであることを示すシグナルになっています。
あなたが手持ちのスキルで解決できるなら、対応してしまうのがベストでしょう。しかし解決できない場合でも嘆く必要はありません。そういったニーズが生まれたことを認識しておくことが、まさに技術を「待つ」状態になります。
あとは技術情報があなたの手元に入ってくるようにアンテナを立てましょう。X や Instagram などの SNS、YouTube や PodCast のチャンネル登録など、あなたが普段良く使うツールで目にするようにしておくのがオススメです。もちろん会社やコミュニティなどで、より詳しい人と日頃からコミュニケーションを取るようにしておくことも立派なアンテナになります。
「1日○時間勉強する!」といった目標も悪くはないですが、長続きはしにくい傾向にあります。ぜひ学びの意欲が持続する方法を試してみてくださいね。
過度な期待と失望を避けて安定的に収入を高める方法
平均年収を引き合いに出して、「IT エンジニアの報酬は高い!」ということが言及されがちですが、こちらのように年収はスキルレベルに応じて大きく異なるという調査結果もちゃんとあります。
また、年代別の平均値や中央値、最小値から最大値まで示されているものもあり、年代ごとでもかなりの幅があることも示されています。
ちなみに、りもじいが 20 代で IT エンジニアとして民間企業に勤めはじめた際の年収は、ここで示された平均を下回ってますね…。
これらの情報を見て頂くと、未経験から IT 業界に飛び込んで、すぐに 600 万円近い年収を得ることは現実的ではない ということはご理解頂けるのではないでしょうか。
その一方で、これらのグラフは IT エンジニアが スキルを高めれば着実に年収も増やせる 職種であることも示しています。20 代で非常に高い年収を得ている人がいるのも、勤めている年数ではなく、スキルと貢献が年収に直結していることを示しています。
これらのデータと自らのスキルを客観視できるようになれば、年収のギャップで不満を感じることはなくなります。実際のところ、給与は勤める会社の利益から分配されますから、会社の業績が振るわなかったり、評価の仕方が不適切なことでスキルに対して見合わない年収となる可能性は否定できません。しかしそのような場合でも、あなたが適切にスキルアップができていれば、転職によって年収を高めることも容易です。IT 人材は売り手市場ですからね。
エンジニアの年収について、さらに詳しい内容はこちらの記事にまとめてあります。エンジニアの報酬が高い理由や、会社で給料を増やすための方法を実体験を交えながら解説しているので、興味がある方はぜひ読んでみて下さい!
無力感に苛まれずに貢献できる職場で徐々に実力をつける方法
さあ IT エンジニアにキャリアチェンジするぞと意気込むのは素晴らしいことですが、その際に新しい職場で自分がどう活躍するか、イメージのないまま飛び込んでしまう人もいるのではないでしょうか。しかし、未知の環境での貢献をこれから身につける IT 技術に頼り切るのは非常にリスキーです。
IT エンジニアとしての貢献は IT 技術を活かした仕組み化や自動化ができるようになってようやく本格的に果たせるようになります。眼の前の作業を繰り返し、無難にこなせるようになった、という状態はその数歩手前の段階です。学ぶスピードは与えられる仕事や周囲の環境にも依存しますし、何より人それぞれです。そこで足踏みが続くと、技術的に貢献できていないと無力感に苛まれ、挫折してしまう人も少なくありません。
では、どうすると良いのでしょうか。たとえ技術職で採用されたとしても、職場で貢献できるのは技術力だけに限りません。あなたのこれまでの経験や得意分野で周りに価値提供できる方法を見つけることが、未経験からの IT 職種へのキャリアチェンジを成功させる可能性を高めてくれます。
次のような経験は誰しも何かしら持っているのではないでしょうか。IT エンジニアと言っても、コンピュータと向き合うだけが仕事ではありません。何かしら周りの役に立つ、あなたの特技や経験は必ずあるものです。
- リーダーシップを発揮して周囲をまとめた経験
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仕事の中には、明確にリーダーが設定されないものもあります。経験豊富な先輩でも、そういった際に率先してリーダーシップを取る人ばかりではありません。
あなたが周りを引っ張って物事を進めた経験や、複数の多様な意見を調整して合意形成した経験があれば、ぜひ声を上げてみましょう。あなたのリーダーシップは仕事を着実に進め、チーム全体の成功に貢献できるでしょう。
- ミーティングの運営をサポートした経験
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複数の人間が関わるような仕事を効率的に進めていく上では、意思疎通を図るためのミーティングは不可欠です。ミーティングが効果的に機能するには、主題の設定、適切な参加者の選定、日時や場所の調整、議事録を取って合議事項やその理由を記録するなど、実は様々なサポートが必要です。IT 技術に詳しい先輩でも、このようなミーティングの運営のサポートまでは気を配れない場合があります。
あなたにミーティングを円滑に運営するサポートをした経験があるなら、ぜひ積極的に関わってみましょう。あなたの力はチームの生産性向上に貢献することができるでしょう。
- クライアントの理不尽な要求に柔軟に対応した経験
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お客さんからの要求は時に理不尽なこともあります。しかし、そこで正論を武器にお客さんと争ってしまうと、良い結果は生まれません。素晴らしいプログラムを書く先輩であっても、そのようなお客さんの立場や感情に寄り添って対応することを苦手とする人も少なくありません。
あなたが相手の無茶な要求に対して、感情的にならずに柔軟に対応してきた経験があるのなら、それは非常に貴重な力になります。あなたの対応力はお客さんとの関係性を強め、組織全体にとっても大きなプラスになります。
優れた IT エンジニアがあらゆる能力に秀でているわけではありません。あなたがそのチームに欠けている力を補強できれば、周りの人たちもあなたに感謝し、あなたを大切な存在として扱うようになるでしょう。
あなたが日々の活動で周囲に感謝される状況になれば、IT エンジニアとしての実力を安心して高めていくことができるようになります。先輩たちもあなたの成長を積極的に支援してくれるでしょう。
もちろん、成長にはあなた自身の努力も不可欠です。あなたが積極的に努力すれば、それだけ早くに IT 技術で貢献できるようになるでしょう。もしもあなたがプログラミングの独学に意欲があるなら、こちらに独学に成功するための方法をまとめています。ぜひ参考にして下さいね!
厳しいと言われる未経験から IT エンジニアへの道ですが、厳しくないルートもこのようにちゃんと存在しています。りもじいが実際にこのようなルートで歩んできた実経験を最後に紹介させてもらいますね!
りもじいが歩んだ安心と安定の IT キャリアのリアル
ここまで、厳しい道を避けて安心して IT キャリアを歩む方法をお伝えしてきました。しかし、「実際にこの方法で成功した人はいるの?」という点が気になる方もおられるのではないでしょうか。
紹介してきた方法は、りもじい自身の経験を元に、IT 未経験の方が実践しやすいように体系化したものです。ここからは、それらの方法のオリジナルである、りもじいの実体験をお伝えしていきます。リアルな情報に触れることで、あなたが「自分にもできそう!」という気持ちになってもらえれば幸いです!
学習で困ったことを解決してきた数多くの体験
りもじい自身、「この学習は上手くいったな」というものを思い返してみると、何かしらの困りごとを解決できた時でした。目標が明確になっていて、学習の結果のメリットを実感できていたわけですね。そのいくつかを挙げてみます。
困り事 | 学習 | 解決 |
---|---|---|
サーバの構築・管理が面倒… | 構成自動化ソフトの学習 | サーバ運用の自動化が可能に! |
無線ネットワークが使えなくて不便… | Wi-Fi の仕組みや機器の学習 | LANケーブルから解放! |
通信障害の原因追求ができない… | ネットワークの学習や資格取得 | ネットワークの運用管理を任されることに! |
ユーザ管理が煩雑… | シングルサインオンの仕組みと利用方法について学習 | クラウドのアカウント管理を一元化! |
これらの学びに対して、ふわっと「これから必要かな?」ぐらいで学び始めたことの多くは、いつの間にか立ち消えてしまっていましたね。
誤解がないようお伝えすると、学習のキッカケは些細なことでも良いのです。「ちょっと面白そうだから」と始めたことが思いがけないチャンスにつながることもあります。ただし、本腰を入れて学習をするぞ、というタイミングでは、学習によってあなたにとってのどのような問題が解決するのかは、ぜひ明確にしてくださいね。
りもじいとしても、中途半端に終わった学習に後悔しているわけではありません。それらの積み重ねで今があります。これを読んでくださってるあなたは、学習というものが辛く苦しいものではなく、あなたの人生や生活に活力を与える活動だと感じてもらえるようになってもらいたいと強く願っています。
スキルアップとともに徐々に上昇していたリアルな年収
IT エンジニアの年収について、突然高い報酬が得られるわけではないものの、スキルアップとともに徐々に高めることが可能であることは先ほどデータから示しました。
ではりもじいの年収はどうだったのか? ここでざっくりではありますが、りもじいの年収のリアルを公開します。
実は概ねこのグラフで示される平均年収の通りでした。社会人を始めた際はレベル 1 を少し下回る程度でした。その後コツコツとキャリアを積み、会社内で幹部にまでなると、レベル 5 に近い年収までアップしていました。
りもじいの場合、成長がスローペースだったため 10 年以上かけて徐々に年収を高めていましたが、私より後に入社してきた優秀なプログラマーで短期間にぐっと年収アップを果たした人もいます。少なくとも私が勤めた IT 企業では、実力に応じて報酬が支払われていたように感じています。
りもじい自身の年収が概ね平均値に沿っていたのは自分でも驚きでした。偶然かもしれませんし、会社側も相場を意識していたのかもしれません。ただ、年収アップは単なる年功序列によるものではなく、IT スキルの向上や果たすべき役割が高度になったことと関連があったことは確かですね。
今すぐ役立てることを軸足に無理せずレベルアップした経験
りもじいの場合、大学である程度プログラミングやサーバの構築・運用に携わっていたため、完全な未経験から IT エンジニアにキャリアチェンジした実例とは言えない部分もあります。しかし、大学→研究所→民間 IT 企業と毛色の違う組織へ転職をする上では、手持ちの IT スキルだけで次の職場では通用しません でした。新しい職場では、信頼を得るために IT 技術に限らず自分が役立てそうなことは何でもするという気概で臨んでいました。
技術員だけど初仕事は他人のダンボール片付けだった研究所
技術員という、研究者を技術的にサポートするという立場で就職した研究所での初仕事は、上司の部屋にうず高く積まれた ダンボールの片付け でした。上司自身も数ヶ月前にその立場に就き、引越し後も多忙で片付けが進んでいない状態でした。片付けなど誰でもできる仕事ではありましたが、上司をはじめ職場の先輩たちはそれぞれの研究や業務で忙しくなかなか手が回らないようでした。
もちろんこれは技術員としての本来の仕事ではないわけですが、上司の部屋がまともに使えないと業務が円滑に回りません。りもじいはまだ仕事らしい仕事をアサインされていなかったこともあり、「まあ、いっちょやりますか」と片付けに取り組むことになります。
難しい仕事ではなく、数日かからずキレイに片付いたわけですが、上司の部屋のビジュアル的には大きな変化がありました。ダンボールずくめの部屋がまともになったわけですしね。職場の多くの人たちからは「アレ片付けてくれたんだって?ありがとう!」と感謝を頂きました。
この取り組みは、結果的に職場の多くの人に対して、りもじいが 周りの人をサポートしようという意欲を持っている人間 だという認知を広めるのに役立ったように思います。これはその後の研究所内での円滑な人間関係の構築の基礎になりました。
この職場では特定の IT 技術を深化させるというよりは、応用性を高めることが求められており、そのためにも研究者の協力は不可欠でした。お陰様で多くの研究者に協力してもらい、科学研究向けの大容量仮想ストレージの技術力を高めることができました。
この職場では、研究者の皆さんがクライアントのような立場だったので、この取り組みによって早い段階から一定の信頼が築けたのは良かったと思っています。
スタートアップ企業での初メインタスクはエンジニアブログ運営
その後、民間企業に本格的に IT エンジニアとして転職することになりますが、自社開発サービスを展開していたスタートアップ企業での即戦力になるだけの実力はまだ備えていませんでした。プログラミングよりはサーバやネットワークの方がまだ現場よりの経験があったため、当初は先輩インフラエンジニアの後ろについて色々と学びます。
そんな中で、エンジニア採用強化策の一環として行うことになった、エンジニアブログの運営を任されることになります。なお、向いていたと思われたのか、まだマトモな仕事がアサインされておらず暇だと思われたからなのか、今となっては分かりませんw
組織のブログ運営の経験はなかったものの、大学でホームページを作ってみたり、研究所で周りの人を巻き込んで活動したことはあったので、それらの経験を組み合わせてエンジニアブログを立ち上げます。エンジニアたちの協力を取り付け、ブログサイトも無事完成し、定期的に記事のリリースが行える体制も整えることができました。実務経験が浅かったりもじいとしても、執筆のオファーや記事のレビューを通じて、先輩エンジニアたちの技術やノウハウを学ぶ良い機会 が得られました。
しかしながら、その会社は 4 ヶ月で解雇になってしまい、会社自体も程なく無くなってしまいました。せっかく作ったブログサイトも消滅しちゃったのは残念でしたね。
未知のネットワーク機器を担いで新しい職場のオフィス移転に挑戦
次の会社では、入社してほどなくオフィス移転に伴うネットワーク構築に携わることになります。元々は上司が担当することを考えていたようでしたが、ひとまず任せられそうということでりもじいに一任されます。
ネットワーク機器を操作する経験もその手の資格もなかったわけですが、大学でそこそこの分量の文書を読むことには耐性があったため、マニュアルを読み漁り、何ができるかは概ね把握します。研究所で培ったコミュニケーション力のお陰もあって、現オフィスの設定の把握や、新オフィスのネットワークに必要な新たな要件も無事ヒアリングし、何とか期日までに新オフィスのネットワーク整備を完了できました。
手探りな部分も多い仕事でしたが、この経験には多大なメリットもありました。まずネットワークについて詳しくなり、その後の自社開発サービスのネットワーク構築・運用につながっていきます。また、社内ネットワークに最も詳しい立場となったため、同僚の業務環境のトラブルを率先して解決できるようにもなりました。
キャリアチェンジとなると、①IT技術を身につける→②貢献、という順番で考えてしまいがちですよね。しかしこの順番はなかなかハードモードです。
りもじいは、①まずは今の実力で貢献→②技術力を高める→③技術での貢献を上乗せ、というアプローチを取ってきました。厳しい道を避けて安全なルートを選びたい方はぜひ参考にしてくださいね!
安全を確保しながら IT エンジニアへの道を歩み始めよう!
今回の記事では、未経験でエンジニアに挑戦する際に安全な道を選べるよう、次の3つの方法を紹介しました。
あなたがもし IT キャリアへの道の厳しさを予感し、行動に移せないなと感じている時には、ぜひ参考にしてみてくださいね。
なお IT エンジニアにとって「厳しいかも?」という想像力は貴重な才能でもあります。IT の世界では問題解決にも様々な選択肢が存在します。初めから決まった一本道があるわけではなく、厳しい状況に陥りやすい道もあれば、安全性が高いルートもあるわけですね。あなたの豊かな想像力に IT の知識や経験が加われば、危険性を予見して安全で安心な解決策を選び取ることができる優れたエンジニアになることができます。ぜひあなた自身の感性にも自信を持ち、IT キャリアに挑戦してみてくださいね!
それでもまだ不安だな、と感じる方はこちらの記事も参考にしてみてくださいね!エンジニアへの挑戦に感じる不安の原因を 7 つに分類し、それぞれの解決策をお伝えしています!
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